
ブラジル音楽と言えばボサ・ノヴァやサンバといった音楽を想像する方が多いかもしれませんが、これらサンバやボサ・ノヴァの原型とも言える音楽に「ショーロ」と呼ばれる音楽があります。
そしてこのこのショーロという音楽を一度知ってしまうともう・・・ハマる方はハマります(当たり前か、笑)
今回登場する山田やーそ裕さんはそういったブラジリアンギタリストとして全国を駆け巡る7弦ギタリストです。
やーそさんのギターを始めて目の当たりしたのは昨年末に福岡で聴いた「ピカイア・パンデイロス」のライブでした。
ピカイア・パンデイロスというバンドはペルナンブーコやバイーアといったブラジル北東部のアフロブラジル音楽を中心に、サンバ、ショーロ、ボサノヴァはもちろん、ジャズ〜ファンク〜ロックまで取り込み、しかもオリジナリティで勝負する超骨太ユニット。
この日のライブはそんなピカイアにもうお一方、福岡を拠点に様々な活動を展開しているクラシックギタリスト、松下隆二さんの加わった4人の編成で繰り広げられたのですが、ブラジル音楽をルーツとしつつ、更なる新しい音楽への発展を垣間見た、まさにパワフルかつ感動的なステージでした。
幸運にも松下さんからのお誘いでその後の打ち上げに同席させて頂いた私は「この際厚かましくてもいい、何としてでもこの空気を可能な限り吸い続けたい!」
そんな一心で付きまとった挙句に、二次会までお付き合いさせて頂き、その二次会先では遂にやーそさんのギターソロを目の当たりにする事になったのですが、これまた本当に衝撃でした。
実は私は月並みながらブラジル音楽にも長年興味があり、色々とこの音楽にも傾倒していまして、そんな私の尊敬するブラジルのギタリストにバーデン・パウエルやハファエロ・ハベロ(他にもルイス・ボンファやヤマンドゥ・コスタetc)など数えきれない程の素晴らしいギタリストがいるのですが、やーそさんのギターを始めて聴いた時は、正直耳を疑う程で・・・
もしバーデンやハベロ達がこの世にまだいたならこんなギターだったのではないか、とすら思えるほどにそのギターは自由に活き活きとはじけていました。
もうここまで来たらタダでは帰らない!!
更にその勢いで、私の数少ないブラジルナンバーからの一曲を共演させて頂いたのですが、実に記憶に焼き付く体験でした。
あれから半年後・・・松下さんから、夢のお告げが。
「池田君、7月にやーそがまた九州に来るんだけど、その時良かったら北九州公演には特別出演でどう、出ない?」と・・・
「はい〜待ってました〜!ご指名有難うございます!!!」
ライブのお知らせです。
27日(土)
開場17.30開演18.00
「箱崎水族館喫茶店」
(福岡市東区箱崎1-37-21)
tel.092-986-4134
山田やーそ裕(7弦ギター)
松下隆二(ギター)
岸本麻子(ピアノ)
28日(日)
開場13.30開演14.00
「ケイト・ミュージック」
(北九州市小倉北区大門2-3-6)
tel.093-561-8314
山田やーそ裕(7弦ギター)
松下隆二(ギター)
岸本麻子(ピアノ)
特別出演・池田慎司(ギター)
チケット(両日共に)
前売り・2800円(当日3000円)
要ワンドリンクオーダー
です。