2015年03月23日

ザ・肝試し

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昨年の2月から教室を使って月に一度《ザ・肝試し》という、発表会とは別のプチ本番デーなるものをやっています。

発表会やクリスマス発表会などの月にはこの会はお休みするため、ようやく今月でめでたく一年分の12回目を迎えました。

今も変わらず自分自身いろいろな意味で緊張はしますし、毎回その緊張は違った形で訪れますから、何だかんだ言っても、やっぱり場数かな〜と思ったのがきっかけでこの場を作る事になりました。

『場慣れ』というよりは、『場数』。

本番に向けて誰もが準備をするけれど、当日その時間に自分がどんな心境、状況に陥るかはステージに立ってみなけりゃ分からない。
ホールであっても、小さな私の教室の空間にあってもあまり変わりはありません。そこには聴き手がいますから。
自分が思ったように弾けた、と思っていても相手にうまく伝わっていなかったり、不本意な演奏だったと思っても、相手に感動が伝わっている事もあるので、たとえ場慣れして緊張しなくなったとしても、それが必ずしも音楽で聴き手とコミュニケーションが取れたとは言い切れないのですね。
だから音でコミュニケーションを取る事に関しては、毎回緊張します。

結局場数を増やして、その時々のケースバイケースを自分の経験にしていく他にはないかな〜と感じる今日この頃です。

そんな訳で、自分のためにも始めたこの会ですが、生徒さんたちも以外にもこの毎月の肝試しを楽しみにしてくれているようで嬉しいです。
私も毎回ステージに挑戦しながら、現場で感じる自分の音楽と、聴き手の感じ方が近づいて行きたいな〜と思っています。

某先輩ギタリストの言った『明るい失敗』をしながら、参加者の皆さんにとってこの会が、場数を増やす機会であり、一つでも多くの気づきを得る場になればよいですね。


posted by 池田慎司 at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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